
初心者向けピックルボールパドルの選び方|予算別おすすめ5選【2026年版】
2026年2月28日
この記事は約16分で読めます
初心者向けピックルボールパドルの選び方|予算別おすすめ5選と失敗しない選び方
「ピックルボールを始めたいけど、パドルはどれを買えばいいの?」「予算が限られているけど、安すぎるパドルはダメなの?」「テニスをやっていたけど、ピックルボール用のパドルの選び方がわからない」
ピックルボールを始めるにあたって、最初のハードルの一つがパドル選びです。テニスのラケットと比べると安価ですが、それでも数千円から数万円まで幅広い価格帯があり、初心者にはどれを選べばよいか判断が難しいところです。
※本記事の情報は2026年3月時点のものです。価格や製品の仕様は変動する可能性があります。
この記事では、初心者がパドルを選ぶ際に知っておくべき基本知識、予算別のおすすめモデル、そしてテニスやバドミントンなどの経験者向けの選び方まで、初めてのパドル選びに必要な情報をすべて網羅します。
ピックルボールそのものをまだよく知らないという方は「ピックルボールとは?」を、始め方を知りたい方は「ピックルボールの始め方」を先にお読みください。
初心者パドルの5つの条件
パドル選びでチェックすべきポイントはいくつかありますが、初心者が特に重視すべき条件は以下の5つです。
条件1: 重さは7.5〜8.0oz(約213〜227g)
パドルの重量は、プレーのしやすさに最も直結する要素です。
重量帯 | 特徴 | 初心者への適性 |
|---|---|---|
〜7.3oz(軽量) | 操作しやすいが、ボールに力が伝わりにくい | やや軽すぎる |
7.5〜8.0oz(ミッドウェイト) | パワーとコントロールのバランスが良い | 最適 |
8.0oz〜(重量) | パワーは出るが、長時間のプレーで疲れやすい | やや重い |
初心者には7.5〜8.0ozのミッドウェイトがベストです。この重量帯であれば、力を入れなくてもある程度ボールが飛び、かつ操作性も十分。長時間プレーしても腕が疲れにくいバランスです。
条件2: ミッドウェイトバランス(面中心〜やや手元重心)
パドルのバランスポイント(重心の位置)は、打球感に影響します。
- ヘッドヘビー(先端重心): パワーが出やすいが、操作性が落ちる
- ミッドウェイトバランス(中心重心): パワーと操作性のバランスが良い
- ハンドルヘビー(手元重心): 操作性が高いが、パワーが出にくい
初心者には、パワーと操作性を両立するミッドウェイトバランスのパドルが最適です。極端なヘッドヘビーやハンドルヘビーは、ある程度技術がついてからプレースタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
条件3: コントロール重視の設計
初心者のうちは、強いボールを打つことよりも、狙ったところにボールを送ることの方がはるかに重要です。
コントロール重視のパドルの特徴は以下の通りです。
- コア厚16mm: コアが厚いほどスイートスポット(芯で当たる範囲)が広く、打球感がソフトでコントロールしやすい
- ワイドボディ形状: 横幅が広い形状は、面の面積が大きくミスヒットに寛容
- フェイス素材がグラスファイバー: カーボンよりソフトな打球感で、力の調整がしやすい
条件4: グリップサイズが合っている
グリップの太さは、パドルのコントロールと快適さに直結します。
グリップサイズの測り方: 薬指の先端から、手のひらの真ん中にある横線(頭脳線)までの距離を測ります。
手の大きさ | 推奨グリップ周囲 | インチ表記 |
|---|---|---|
小さめ(女性・手の小さい男性) | 約10.2cm | 4インチ |
標準 | 約10.5〜10.8cm | 4-1/8〜4-1/4インチ |
大きめ | 約11.1cm以上 | 4-3/8インチ以上 |
迷ったら小さめを選ぶのがセオリーです。グリップが小さい場合はオーバーグリップ(テニス用のグリップテープ)を巻いて太さを調整できますが、大きすぎるグリップを細くすることはできません。
グリップの詳しい情報は「グリップの握り方ガイド」をご覧ください。
条件5: エッジガード付きで耐久性がある
初心者はパドルを地面に擦ってしまうことが多いため、パドルの縁を保護するエッジガードが付いているモデルを選びましょう。エッジガードなしの上級者向けモデルは、フレームが欠けやすく、初心者には不向きです。
予算別おすすめパドル5選
¥3,000クラス: とにかく安く始めたい方に
おすすめ: Amazonベーシック ピックルボールパドルセット
項目 | 内容 |
|---|---|
価格目安 | ¥2,500〜¥3,500(パドル2本+ボール4個セット) |
重量 | 約7.8oz |
コア素材 | ポリマーハニカム |
フェイス素材 | グラスファイバー |
特徴 | 2本セットでこの価格は驚異的。品質は十分 |
メリット:
- 2本セットなので、友人やパートナーと一緒に始められる
- ボールも付属しており、パドルとボールを別々に買う手間がない
- 打球感は価格を考えると十分に良好
デメリット:
- グリップの質はやや劣る(オーバーグリップを巻くことで改善可能)
- 長期的に本格的にプレーするなら、いずれ買い替えが必要
こんな人におすすめ: 「まずはピックルボールがどんなスポーツか体験したい」「続けるかわからないから、最初は出費を抑えたい」という方。
¥5,000クラス: コスパ重視で始めたい方に
おすすめ: HEAD Radical(エントリーモデル)
項目 | 内容 |
|---|---|
価格目安 | ¥4,500〜¥6,000 |
重量 | 約7.6oz |
コア素材 | ポリマーハニカム |
フェイス素材 | グラスファイバー |
特徴 | テニス名門ブランドの信頼性。軽量で扱いやすい |
メリット:
- HEADブランドの品質管理が行き届いている
- 軽量で腕に負担が少なく、初心者が長時間プレーしやすい
- テニスからの移行者は、ブランドの馴染みもあり安心感がある
デメリット:
- 単品販売のため、ボールは別途購入が必要
- 軽量のため、パワーショットにはやや物足りなさを感じる可能性
こんな人におすすめ: 信頼できるブランドのパドルで始めたい方。軽さと扱いやすさを重視する方。
¥10,000クラス: 長く使える一本を選びたい方に
おすすめ: GAMMA NeuCore Pickleball Paddle
項目 | 内容 |
|---|---|
価格目安 | ¥8,000〜¥12,000 |
重量 | 約7.5〜8.0oz |
コア素材 | NeuCore(高密度ポリマー) |
フェイス素材 | グラスファイバー |
特徴 | 独自コア素材による優れた打球感。初心者〜初中級まで長く使える |
メリット:
- NeuCoreテクノロジーにより、この価格帯では頭一つ抜けた打球感
- ミッドウェイトバランスでコントロールしやすい
- 初中級者になっても十分に使える性能。買い替えまでの期間が長い
デメリット:
- ¥10,000前後の出費は、完全な初心者にはややハードル高め
こんな人におすすめ: 「どうせ買うならある程度良いものを」と考える方。しばらく買い替えずに使いたい方。
実際に私たちピクラ編集部でもこの価格帯のパドルを入門時に使ったメンバーが複数おり、「最初の半年はこれで十分だった」「むしろ買い替えが惜しくなるほど使いやすかった」という声が多かったです。
¥15,000クラス: 本格的に取り組みたい方に
おすすめ: Franklin Ben Johns Signature
項目 | 内容 |
|---|---|
価格目安 | ¥15,000〜¥20,000 |
重量 | 約7.7〜8.1oz |
コア素材 | ポリマーハニカム |
フェイス素材 | カーボンファイバー |
特徴 | 世界No.1選手のシグネチャーモデル。カーボンフェイスで上達後も使える |
メリット:
- カーボンフェイスによるスピン性能。上達するにつれ、そのメリットを実感できる
- 初心者から中級者まで幅広いレベルで使える汎用性
- Ben Johnsモデルという圧倒的な信頼感
デメリット:
- 初心者にはカーボンフェイスの硬さが気になる場合がある
- ¥15,000以上の投資となるため、続けるかわからない段階では悩ましい
こんな人におすすめ: 最初から本格的に取り組む決意がある方。大会出場を視野に入れている方。
¥20,000クラス: 最高の一本でスタートしたい方に
おすすめ: HEAD Radical Tour
項目 | 内容 |
|---|---|
価格目安 | ¥20,000〜¥25,000 |
重量 | 約8.0〜8.4oz |
コア素材 | ポリマーハニカム |
フェイス素材 | グラスファイバー + カーボン |
特徴 | HEADの最高技術を投入。振動吸収と打球安定性が圧倒的 |
メリット:
- テニスラケットで培った振動吸収技術で、腕への負担が少ない
- 打球の安定性が高く、ミスヒットしてもボールが極端にブレにくい
- 初心者からプロレベルまで使える息の長いモデル
デメリット:
- 初心者向けとしては高価格
- 8.0oz以上とやや重めのため、非力な方にはやや負担
こんな人におすすめ: テニス経験者で、良い道具からピックルボールに入りたい方。腕への負担を最小限にしたいシニアプレーヤー。
セットで買うべきか、単品で買うべきか
初心者が必ず悩むポイントの一つが「セット販売と単品販売のどちらを選ぶか」です。
セット販売のメリット・デメリット
メリット:
- 圧倒的なコスパ。 パドル2本+ボール4個で¥3,000〜¥5,000のセットは、単品で揃えるよりもはるかに安い
- すぐにプレーを始められる。 パドルとボールが揃っているため、あとはコートを見つけるだけ
- 友人と一緒に始められる。 2本入りなら、1本を友人に貸して一緒にプレーできる
デメリット:
- 個々のパドルの品質は単品モデルに劣ることが多い。 特に¥3,000以下のセットは品質にばらつきがある
- 自分に合ったスペックを選べない。 グリップサイズや重量の選択肢が限られる
- 本格的にプレーするなら早期に買い替えが必要。 セットのパドルは6ヶ月〜1年で買い替えたくなるケースが多い
単品購入のメリット・デメリット
メリット:
- 自分のスペックに合ったパドルを選べる。 重量・グリップサイズ・形状を細かく指定できる
- 品質が高い。 メーカーの技術が反映されたモデルは長く使える
- 上達しても使い続けられる。 中級者になっても買い替え不要なモデルが多い
デメリット:
- ボールを別途購入する必要がある。 ボール代(¥1,000〜¥3,000)が追加でかかる
- 1本あたりの価格が高い。 セット品と比べると割高感がある
結論: どちらを選ぶべきか
こんな方は | おすすめ |
|---|---|
まずは体験したい・続けるかわからない | セット販売(¥3,000〜¥5,000) |
友人と2人で始めたい | セット販売(2本入り) |
継続する意思がある・大会にも興味がある | 単品購入(¥10,000〜¥15,000) |
テニス等の経験があり、最初から良いものが欲しい | 単品購入(¥15,000〜¥25,000) |
ボールの選び方については「ボールの選び方ガイド」を参照してください。
テニス経験者向けの選び方
テニス経験者がピックルボールのパドルを選ぶ際は、以下のポイントを意識してください。
テニス経験者に合うパドルの特徴
- やや重め(8.0oz前後): テニスラケット(約300g前後)に慣れた腕力があるため、軽すぎるパドルは物足りなく感じる
- 14mmコア: 薄めのコアはボールの弾きが良く、テニスのフラットドライブに近い感覚で打てる
- 長めのハンドル(5.25〜5.5インチ): テニスのように両手バックハンドを使いたい場合、ハンドルが長い方がグリップしやすい
テニスとの違いを理解する
テニスとピックルボールでは、以下の点で異なるアプローチが必要です。
- スイングの大きさ: テニスのフルスイングはピックルボールではオーバーパワーになりやすい。コンパクトなスイングを心がける
- 手首の使い方: ピックルボールでは手首を固定し、面の角度でボールをコントロールする場面が多い
- サーブ: アンダーハンドサーブのみ。テニスのオーバーヘッドサーブは使えない
テニスからの転向について詳しくは「テニスとピックルボールの違い」をお読みください。
バドミントン経験者向けの選び方
バドミントン経験者は、ピックルボールとの相性が非常に良いとされています。
バドミントン経験者に合うパドルの特徴
- 軽量(7.5〜7.8oz): バドミントンラケット(約80〜90g)よりは重いものの、ピックルボールパドルの中では軽量なモデルの方が取り回しやすい
- 16mmコア: ソフトタッチが得意なバドミントン経験者には、スイートスポットの広い厚めのコアが合う
- コントロール重視モデル: バドミントンで培った繊細なネット前のタッチは、ピックルボールのディンクに直結する
バドミントン経験が活きる場面
- リスト(手首)の柔軟性: ディンクやドロップショットのタッチが最初から繊細
- フットワーク: バドミントンのフットワークはピックルボールにほぼそのまま転用可能
- 反射神経: ネット前の早い打ち合い(バンバン・バトル)で威力を発揮
バドミントンとの詳しい比較は「バドミントンとピックルボールの違い」でご確認ください。
ラケットスポーツ未経験者向けの選び方
テニスやバドミントンの経験がない方でも心配ありません。ピックルボールは初心者に優しいスポーツです。
未経験者が重視すべきポイント
- とにかく軽いものを選ぶ(7.5oz前後): 腕力に自信がなくても疲れにくい
- ワイドボディ形状を選ぶ: 面が広い方がボールに当てやすい
- グリップは小さめを選ぶ: 初心者は力みがちなので、小さめグリップの方がリラックスして握れる
- 予算は¥5,000〜¥10,000がおすすめ: 安すぎると品質に不安があり、高すぎるともったいない
ピックルボールの基本ルールをまだ知らない方は「ピックルボールのルール完全ガイド」を、シューズの選び方は「シューズの選び方」を参照してください。
初心者がパドル選びで失敗する3つのパターン
失敗1: 最安値のパドルで妥協する
¥1,000〜¥2,000の超低価格パドルは、素材の品質が低く打球感が悪いため、「ピックルボールってこんなものか」と誤解して楽しさを感じられないリスクがあります。最低でも¥3,000以上の製品を選びましょう。
失敗2: いきなり最高級パドルを買う
逆に、¥30,000以上の上級者向けパドルを最初から買うのも避けるべきです。初心者の段階では高性能パドルの良さを実感できず、「高いのに違いがわからない」とがっかりすることに。まずはミッドレンジで技術を磨き、「もっと良いパドルが欲しい」と感じたときに上位モデルにステップアップするのが合理的です。
失敗3: 見た目だけで選ぶ
デザインのかっこよさで選びたくなる気持ちは理解できますが、重量・バランス・グリップサイズといったスペックを無視すると、プレーで苦労します。見た目は「スペックが合った中から」選ぶようにしましょう。
パドルの人気ランキングを見たい方は「パドル人気ランキングTOP10」も参考にしてください。
パドル購入後にやるべきこと
パドルを購入したら、すぐにコートに向かいたいところですが、以下の準備もお忘れなく。
1. グリップテープを巻く
新品のパドルでも、汗をかくと滑りやすくなります。テニス用のオーバーグリップテープ(¥300〜¥500程度)を巻いておくと、グリップ力が向上し、快適にプレーできます。グリップの巻き方や握り方は「グリップの握り方ガイド」を参考にしてください。
2. ボールを用意する
パドルだけではプレーできません。練習用にボールを数個用意しましょう。屋内用と屋外用があるので、プレーする環境に合わせて選んでください。詳しくは「ボールの選び方ガイド」を参照してください。
3. プレーする場所を見つける
コートの予約方法やプレーできる場所の探し方は、お住まいの地域によって異なります。
- 東京エリア → 「東京でピックルボールができる場所」
- 大阪エリア → 「大阪でピックルボール」
- 名古屋エリア → 「名古屋でピックルボール」
- コート予約の方法全般 → 「コート予約ガイド」
4. 仲間を見つける
ピックルボールはダブルスが主流。一緒にプレーする仲間を見つけることで、上達スピードも楽しさも倍増します。仲間の探し方は「サークルの探し方ガイド」をご覧ください。
まとめ: 迷ったらコレ!初心者パドルの選び方チェックリスト
最後に、初心者パドル選びのチェックリストをまとめます。
- 重量は7.5〜8.0oz(ミッドウェイト)か
- コア厚は16mm(コントロール重視)か
- グリップサイズは手の大きさに合っているか
- エッジガードが付いているか
- 予算に合った価格帯か
- 信頼できるメーカーの製品か
どうしても迷う場合は、¥10,000前後のGAMMA NeuCoreシリーズを選んでおけば間違いありません。 この価格帯であれば品質は十分で、初中級者になっても使い続けられるため、コストパフォーマンスが最も高い選択と言えます。
パドルは消耗品です。最初の1本で完璧を求めすぎず、まずは「プレーを楽しむこと」を最優先にパドルを選び、実際に打ってみてください。上達に伴って「次はこういうパドルが欲しい」という具体的な希望が出てきたら、そのときに2本目を検討しましょう。
パドルの総合的な選び方は「パドルの選び方完全ガイド」で、シューズやウェアなどのギア全般は「シューズの選び方」「ウェアの選び方」をご覧ください。
pikura.app でピックルボールを始めよう
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