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ピックルボールコートのDIY設営ガイド|テニスコート・体育館・庭での作り方【2026年版】
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ピックルボールコートのDIY設営ガイド|テニスコート・体育館・庭での作り方【2026年版】

2026年2月28日

ピックルボールコートのDIY設営ガイド|テニスコート変換・体育館・庭での作り方【2026年版】

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※本記事の情報は2026年3月時点のものです。製品価格や施設の利用ルールは変更される場合がありますので、最新情報は各販売店・施設にお問い合わせください。

「ピックルボールを始めたいけれど、近くに専用コートがない」「自分たちでコートを作れないだろうか」――ピックルボールの競技人口が増加する中で、こうした声をよく耳にします。

実は、ピックルボールのコートは比較的簡単にDIYで設営できます。テニスコートの中にラインを引く方法、体育館のバドミントンコートを活用する方法、さらには自宅の庭や駐車場に仮設コートを作る方法まで、選択肢はさまざまです。

私自身、最初に友人とピックルボールを始めたときは、近所のテニスコートにマスキングテープでラインを引いて、ポータブルネットを持ち込んでプレーしました。設営には30分ほどかかりましたが、あのDIYコートでの初めてのラリーの楽しさは今でも鮮明に覚えています。

この記事では、ピックルボールコートのDIY設営について、場所別の手順、必要な道具、費用まで詳しく解説します。

関連記事: ピックルボールとは?コートのサイズと設営ピックルボールの始め方


ピックルボールコートの基本サイズ

まず、ピックルボールコートの規格を確認しましょう。

コートの寸法

部分

サイズ

コート全体

13.41m × 6.10m(44フィート × 20フィート)

ノンボレーゾーン(キッチン)

ネットから2.13m(7フィート)× 6.10m

サービスエリア(左右各)

4.57m × 3.05m(15フィート × 10フィート)

ネットの高さ

サイド: 91.4cm / 中央: 86.4cm

推奨プレーエリア

18.29m × 9.14m(60フィート × 30フィート)

コート本体は約82平方メートルですが、安全にプレーするためにはコート周囲にランアウトスペース(余白)が必要です。推奨プレーエリア(約167平方メートル)を確保できるかが、設営場所選びのポイントです。

キッチン(ノンボレーゾーン)のルールもあらかじめ理解しておくと、ライン引きの際にスムーズです。


テニスコートへのライン引き

テニスコートとの比較

テニスコートのサイズは23.77m × 10.97m(シングルス: 23.77m × 8.23m)で、ピックルボールコートの約3倍の面積があります。つまり、テニスコート1面にピックルボールコート2〜4面を設営できます。

変換パターン

面数

使いやすさ

テニスコート横方向に2面

2面

最も一般的。十分なスペース

テニスコート内に4面

4面

やや窮屈だがイベントに便利

テニスコート1面を1面として使用

1面

ランアウトスペースが十分

ライン引きの手順

準備するもの:

  • マスキングテープ(幅50mm、色はコートと異なる色)またはチョークラインマーカー
  • メジャー(10m以上)
  • 直角定規またはL字型の道具

手順:

  1. 基準線を決める: テニスコートのネット位置を基準に、ピックルボールのネット位置を決める
  2. 中心点を定める: コートの中心にマークをつける
  3. ベースラインを引く: 中心から6.71m(22フィート)ずつ離れた位置にベースラインを引く
  4. サイドラインを引く: 中心から左右に3.05m(10フィート)ずつのサイドラインを引く
  5. キッチンラインを引く: ネット位置から両側に2.13m(7フィート)のキッチンラインを引く
  6. センターラインを引く: キッチンラインからベースラインまでのセンターラインを引く
  7. 確認: 全体の寸法を再度メジャーで確認する

注意点:

  • テニスコートの管理者に必ず事前許可を取る
  • マスキングテープは使用後に必ず剥がす(跡が残りにくいものを選ぶ)
  • テニスのラインと混同しないよう、異なる色のテープを使用する
  • テニスコートの予約ルールに従って利用する

常設ラインの設置

自治体や施設の許可が得られれば、テニスコートにピックルボールのラインを常設(ペイント)することも可能です。全国的に、テニスコートにピックルボールのラインを追加する施設が増えています。

全国のピックルボールコート情報では、ピックルボール対応のテニスコートも紹介しています。


体育館での設営

バドミントンコートとの関係

体育館にあるバドミントンコート(13.40m × 6.10m)は、ピックルボールコート(13.41m × 6.10m)とほぼ同じサイズです。このため、バドミントンコートのラインをほぼそのまま流用できます。

体育館での設営手順

準備するもの:

  • ポータブルネット(後述)
  • マスキングテープ(キッチンラインとセンターライン用)
  • インドア用ピックルボール
  • パドル

手順:

  1. バドミントンコートのラインを確認: サイドラインとベースラインはそのまま使用可能
  2. キッチンラインを追加: ネット位置から2.13mの位置にマスキングテープでラインを引く
  3. センターラインを追加: キッチンラインからベースラインまでのセンターラインを追加
  4. ネットを設置: ポータブルネットをコート中央に設置(高さ: サイド91.4cm、中央86.4cm)
  5. 高さを確認: メジャーでネットの高さを測定・調整

体育館利用のメリット:

  • 天候に左右されない
  • 騒音問題が軽減される
  • 床がフラットで安全
  • 照明が整っている

注意点:

  • 体育館のシューズ規定を確認する(シューズ選びのガイドを参照)
  • インドア用ボールを使用する(アウトドア用ボールは床を傷つける可能性あり)
  • テープは体育館対応のものを使用する(床面を傷つけないもの)

庭・駐車場での仮設コート

必要なスペース

自宅の庭や駐車場に仮設コートを作る場合、最低限必要なスペースは以下の通りです。

スペース

サイズ

備考

最低限

14m × 7m

コート本体+最小限の余白

推奨

18m × 9m

十分なランアウトスペースあり

理想

20m × 10m

快適にプレー可能

駐車場約6〜8台分のスペースがあれば設営可能です。

地面の条件

地面の素材

適性

注意点

コンクリート

良好

表面が平滑であること。膝への負担に注意

アスファルト

良好

ひび割れや凹凸がないこと

インターロッキング

目地の段差でつまずきに注意

芝生

やや不向き

ボールのバウンドが不規則。練習用としては可

砂利

不向き

バウンドしない。転倒リスクあり

不向き

雨天後にぬかるむ。バウンドが不安定

設営手順

準備するもの:

  • ポータブルネット
  • チョーク、マスキングテープ、またはラインテープ
  • メジャー(10m以上を2本あると便利)
  • パドルとボール

手順:

  1. 場所の選定: 平坦で障害物のない場所を選ぶ。周囲にボールが飛んでいっても安全な環境を確認する
  2. 地面の清掃: 小石やゴミを除去する
  3. ネット位置を決める: コートの中心にネットを設置する位置を決める
  4. ラインを引く: チョークやテープでコートのラインを引く(手順はテニスコートの場合と同じ)
  5. ネットを組み立てて設置: ポータブルネットを組み立て、高さを調整する
  6. 安全確認: 周囲に危険な障害物がないか最終確認する

私の知人は、自宅の庭にピックルボールコートを常設したことで、週末に友人を招いてプレーする「ピックルボールパーティー」を定期的に開催しています。家族で楽しむスペースとしても魅力的です。

近隣への配慮

庭や駐車場でプレーする場合は、近隣への騒音配慮が特に重要です。

  • プレー時間を日中に限定する
  • 静音パドル・静音ボールの使用を検討する
  • 事前に近隣の方へ説明する
  • 防音対策を講じる

騒音対策の詳細はピックルボールの騒音問題と対策ガイドを参照してください。


ポータブルネットの選び方

DIYコートに欠かせないのがポータブルネット(持ち運び可能なネット)です。

選び方のポイント

チェック項目

ポイント

サイズ

幅6.7m(22フィート)が公式サイズ。幅3m程度のミニサイズもあるが、本格プレーには不向き

高さ調整

サイド91.4cm・中央86.4cmに正確に調整できるもの

組み立て時間

5〜15分程度で設営できるものが便利

重量

7〜15kg程度。持ち運びを考慮すると軽いものが良い

収納サイズ

キャリーバッグ付きで車のトランクに入るサイズ

耐久性

フレームの素材(スチール or アルミ)と接合部の強度

価格帯

1万〜5万円程度

価格帯別の特徴

価格帯

特徴

おすすめシーン

1万円以下

軽量・コンパクトだがやや不安定

お試し・レクリエーション

1〜3万円

バランスが良い。十分な安定性

定期的な練習・サークル活動

3〜5万円

高耐久・高安定性。公式サイズ準拠

本格的なプレー・イベント

ネットの詳しい選び方も参考にしてください。


必要な道具と費用まとめ

DIYコート設営に必要な道具一覧

道具

用途

費用目安

ポータブルネット

ネット設置

10,000〜50,000円

マスキングテープ / ラインテープ

ライン引き

500〜3,000円

メジャー(10m以上)

計測

1,000〜3,000円

チョーク / チョークライン

屋外でのライン引き

500〜1,500円

パドル(2〜4本)

プレー用

5,000〜30,000円 / 本

ボール(3〜6個)

プレー用

1,000〜3,000円 / 3個セット

費用の目安

プラン

内容

合計費用目安

最小限プラン

ポータブルネット+テープ+パドル2本+ボール

約20,000〜30,000円

標準プラン

上記+良質なネット+パドル4本

約50,000〜80,000円

本格プラン

高品質ネット+ラインペイント+パドル4本+複数ボール

約100,000〜150,000円

ピックルボールにかかる費用の詳細ギア選びの総合ガイドもあわせて確認してください。


コートを長く使うためのメンテナンス

テープのライン

  • 定期的にテープの剥がれや劣化を確認する
  • 屋外使用の場合、雨天後はテープの粘着力を確認する
  • 色が薄くなったら早めに交換する

ペイントのライン

  • 年1〜2回の塗り直しを目安にする
  • 屋外の場合、UV耐性のあるペイントを使用する
  • ひび割れが出始めたら補修する

ネットのメンテナンス

  • 使用後は乾燥させてから収納する(カビ防止)
  • ネットの張り具合を定期的に確認する
  • フレームの接合部にサビが出ていないか確認する
  • 収納時はキャリーバッグに入れて直射日光を避ける

まとめ

ピックルボールコートのDIY設営は、思ったよりも手軽に始められます。テニスコートの活用、体育館のバドミントンコートの流用、庭や駐車場での仮設コートなど、状況に応じた方法を選びましょう。

コートDIYのポイント:

  • 設営場所の広さを確認(最低14m × 7m)
  • 施設管理者への事前許可を取得
  • ポータブルネットを用意(1〜5万円)
  • ラインテープまたはチョークで正確にライン引き
  • コートサイズ: 13.41m × 6.10m、キッチン: ネットから2.13m
  • 近隣への騒音対策を実施
  • 安全対策を確認

コートさえあれば、いつでもピックルボールを楽しめます。まずは気軽に仮設コートから始めて、ピックルボールの魅力を体感してみてください。


ピクラでピックルボール仲間を見つけよう

コートを作ったら、次は一緒にプレーする仲間を見つけましょう。ピクラ(pikura.app)では、お近くのピックルボールイベントやペア募集を検索できます。大会情報サークル情報もチェックして、ピックルボールコミュニティに参加しましょう。

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