
ピックルボールXとは?Sansanが支援する日本トップ選手育成プロジェクトの全貌【2026年版】
2026年3月3日
ピックルボールXとは?Sansanが支援する日本トップ選手育成プロジェクトの全貌【2026年版】
ピックルボールXとは
**Pickleball X(ピックルボールX)**は、世界のピックルボール競技シーンで活躍できるトップ選手を育成するプロジェクトです。Sansan株式会社がプラチナスポンサーとして支援し、プロジェクト運営事務局をSansan社内に設置。「ピックルボールで世界に挑む。その挑戦が、新しい歴史をつくる」をビジョンに、日本人選手を世界基準のレベルに育成することを目標に掲げています。
一般的なスポーツスクールや体験会とは一線を画し、「将来の世界大会出場を狙えるトップ選手」を輩出することに特化した取り組みです。2024年に第1期、2025年以降に第2期が実施されており、毎回全国から応募が集まる注目プロジェクトになっています。
なぜSansanがピックルボールを支援するのか
Sansan株式会社は、名刺管理・営業DXサービスを手がける東証プライム上場企業。ピックルボールがビジネスシーンとの親和性が高いスポーツであること(ネットワーキング文化との相性)と、急成長する日本市場を早期に支援することへの社会的意義から、このプロジェクトのプラチナスポンサーになっています。
ほかにも以下のパートナー企業・団体がプロジェクトを支援しています。
スポンサーランク | 企業・団体名 |
|---|---|
プラチナ | Sansan株式会社 |
ゴールド | Diadem(パドルブランド)、JTB |
シルバー | JOOLA |
ブロンズ | Pickleball One、青山スポーツ |
その他パートナー | 三井不動産、TBS、KPI、ティップネス、複数のピックルボールクラブ |
大手不動産・メディア・スポーツクラブを含む幅広い企業群が関わっており、ピックルボールの企業スポンサー案件としては日本最大規模のひとつです。
豪華コーチ陣
Pickleball Xの最大の特徴のひとつが、国内外から招聘された一流コーチ陣です。
ダニエル・ムーア(Daniel Moore)— ヘッドコーチ
元全米ピックルボールチャンピオン(2015年MVP)。プロ選手として現役を続けながら、日本でのピックルボール普及をリードしています。「ピックルボールのヒーローを作る——より若い世代にインスピレーションを与える選手を育成したい。日本のトップ層からアジアのリーダーシップ、そして世界舞台へ」という明確なビジョンのもと指導にあたっています。
藤原里華(Rika Fujiwara)— ヘッドコーチ
テニス日本代表として11年間にわたりグランドスラムおよびWTAツアーで活躍した元プロテニス選手。テニスとピックルボールの両競技でキャリアを追求しており、世界レベルの大会を知り尽くしたコーチとして選手に実践的な指導を行っています。「楽しむことでチームNo.1を目指す。そのエネルギーが人々が見たいと思うパフォーマーを生む」というコーチング哲学を持っています。
マイク・フェイ(Mike Fahey)— コーチ
元UCI(国際大学スポーツ連盟)ピックルボール ヘッドコーチ。国際的に2,000名以上の選手を指導してきた実績を持つ。
その他のコーチ陣
- 月村拓馬: ユース育成スペシャリスト
- 堀井大介・西村直哉: コミュニティ指導経験豊富なアシスタントコーチ
第2期:171名から選ばれた24名
第2期は全国171名の応募者から、筆記審査と実技審査(技術・戦術思考・試合時の冷静さを評価)を経て24名が選抜されました。
選抜された選手のバックグラウンドは多彩です。
注目選手のバックグラウンド
永原和可那(バドミントン元世界ランキング1位) 東京・パリ両オリンピック出場の元バドミントントップ選手。バドミントン女子ダブルスの世界ランキング1位を経験し、引退後にピックルボールに転向。ピックルボールXの第2期選手として本格的に強化トレーニングを受けています。「バドミントンの感覚が活かせる部分と、まったく異なる部分がある」と語っており、オリンピアンがピックルボールに本気で取り組む姿は日本国内外で大きな注目を集めています。
堀井結奈(アジアジュニアオープンチャンピオン) アジアジュニアオープンで優勝した若手有望選手。
猪俣莉里佳・高橋由樹(元テニス選手) テニルのバックグラウンドを活かした転向組。テニス経験者のピックルボール転向の好例として注目されています。
奥村佳邦(50歳以上カテゴリ優勝) 50歳以上のカテゴリで国内大会を制している選手。年齢の壁を超えた競技力の高さを示す存在として選抜されました。
第1期の成果
プロジェクト第1期では、吉田勇太選手がPickleball X Championshipsで優勝。福原まひろ選手などがプロ水準を目指した競技力向上を遂げ、後続期の選手たちに「日本人でも高いレベルに到達できる」という道筋を示しました。
プログラムの内容
強化プログラム(4要素の総合育成)
Pickleball Xのトレーニングは、単なるショット練習にとどまりません。以下の4要素を総合的に強化します。
要素 | 内容 |
|---|---|
技術(Technique) | ピックルボール特化型のショット技術。サーブ・ディンク・サードショットドロップ等 |
戦略(Strategy) | 試合での判断力・読み合い・戦術思考の強化 |
フィジカル(Athletics) | 国際大会に耐えられる体力・俊敏性・フットワーク |
メンタル(Mental) | 試合のプレッシャー下での集中力・自己管理能力 |
高強度合宿
定期的に実施される高密度・高強度の合宿で、短期間での最大成長を追求します。
国内外の大会出場サポート
- 国内外トップ大会へのエントリーをサポート
- PPA Tourアジア大会への参加実績(第2期)
- パフォーマンス分析と個別フィードバックの提供
大会参加を目指す方は、事前にDUPRレーティングの取得が重要になります。また海外大会参加ガイドも参照ください。
プライズマネー大会
プロジェクト内で「Pickleball X Championships」と呼ばれる賞金制トーナメントを開催。プロジェクト選手と招待選手が対戦し、進捗評価と発掘の場として機能しています。
ピックルボールXが日本のピックルボール界に与える意義
Pickleball Xの最大のインパクトは、「日本にもピックルボールのトップ選手が生まれうる」という現実的な道筋を示した点です。
特に永原和可那選手の参加は、ピックルボールが「テニスやバドミントンの一流選手が本気で取り組む競技」であることを国内外に示す象徴的な出来事です。バドミントン元世界ランキング1位がピックルボールに転向し、世界を目指すというストーリーは、既存のラケットスポーツプレーヤーへの普及にも大きく貢献しています。
また、Sansan・三井不動産・TBSといった大手企業のスポンサーがつくことで、ピックルボールが日本のスポーツシーンにおける「本物の競技」として認知される機運も高まっています。
日本代表選手の現状やJPAランキングシステムとあわせて、日本のピックルボール競技シーン全体を理解することができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Pickleball Xはどうすれば参加できますか?
A. 定期的に参加者募集が行われており、公式サイト(jp.corp-sansan.com/pickleball/pickleball-x/)から応募できます。選考は筆記審査と実技審査による複数ステップで行われます。第2期は171名から24名が選抜されており、競争率は高め。まず国内大会で実績を積むことが選抜への近道です。
Q2. 選抜基準はどのようなものですか?
A. 技術・戦術思考・試合時の冷静さを総合的に評価する筆記・実技審査が行われます。競技経験の種目は問わず、テニス・バドミントン・卓球経験者など多様なバックグラウンドの選手が選ばれています。
Q3. 参加費用はかかりますか?
A. 公式サイトで最新情報を確認してください。Sansanをはじめとするスポンサーの支援によりプログラムが提供されているため、参加者の費用負担については公式情報を参照する必要があります。
Q4. 永原和可那選手はピックルボールで世界大会を目指していますか?
A. 第2期選手として強化プログラムに参加しており、国内外の大会出場サポートを受けています。バドミントンで培った世界最高レベルの競技経験を、ピックルボールでも発揮することが期待されています。
Q5. ピックルボールXはプロ選手以外でも参加できますか?
A. はい。選抜基準は「プロかどうか」ではなく「世界を目指せる素養・ポテンシャル」です。第2期の24名には、50歳以上カテゴリ優勝者や元バドミントン・テニス選手など、多様なバックグラウンドの選手が含まれています。
まとめ
Pickleball X(ピックルボールX)は、Sansan株式会社を中心とする企業群が支援する、日本初本格的なピックルボール世界基準選手育成プロジェクトです。元全米チャンピオンのダニエル・ムーアや元テニス日本代表の藤原里華らによる世界基準の指導のもと、永原和可那(バドミントン東京・パリ五輪出場、元世界1位)をはじめとする多彩な選手が集まり、「日本のピックルボールを世界舞台へ」という夢に本気で挑んでいます。
ピックルボールが日本でスポーツ文化として根付くだけでなく、国際大会で活躍する日本人選手を生み出す基盤として、Pickleball Xの動向は今後も注目が集まります。
- ピックルボールの競技レベルを知りたい方:JPAランキングシステム解説
- 海外大会に出場する方法:ピックルボール海外大会参加ガイド
- DUPRレーティングについて:DUPRガイド
- 日本のピックルボール界全体を知る:日本代表・トップ選手ガイド
最終確認日: 2026年3月3日
出典:
- Pickleball X 公式サイト(jp.corp-sansan.com/pickleball/pickleball-x/)
- Sansan株式会社 公式情報
- USA Pickleball 公式サイト(usapickleball.org)




