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MLP(Major League Pickleball)完全ガイド|チーム制リーグの仕組みと視聴方法【2026年版】
戦術

MLP(Major League Pickleball)完全ガイド|チーム制リーグの仕組みと視聴方法【2026年版】

2026年2月28日

MLP(Major League Pickleball)完全ガイド|チーム制リーグの仕組みと視聴方法【2026年版】

「MLPって何?ピックルボールにもプロリーグがあるの?」

MLP(Major League Pickleball)は、アメリカを拠点とするピックルボールのプロチーム制リーグです。個人戦が主流だったピックルボールの世界に「チームスポーツ」の要素を持ち込み、ドラフト制度や独自のフォーマットで急成長しています。

2023年にはPPA Tour(Professional Pickleball Association)と統合し、名実ともに世界最高峰のピックルボールリーグとなりました。日本からも船水雄太選手が参戦するなど、国際的な広がりを見せています。

実際にピクラ編集部がMLPの2025年シーズンを全イベント視聴し、船水雄太選手へのインタビュー取材も行った上で、MLPの仕組み・歴史・2026年シーズンの概要・視聴方法まで、日本語で徹底解説します。


MLPとは?基本情報まとめ

MLP(Major League Pickleball)は、2021年にスティーブ・クーン氏が創設したピックルボールのプロリーグです。最大の特徴は「チーム制」であること。テニスのATPやWTAのような個人ランキング制ではなく、NBAやMLBのようにチーム単位で競います。

項目

詳細

正式名称

Major League Pickleball(メジャーリーグ・ピックルボール)

設立

2021年

創設者

スティーブ・クーン(Steve Kuhn)

本部

アメリカ合衆国

チーム数

24チーム(2026年シーズン)

形式

チーム制リーグ(ドラフトによる選手割り当て)

統合

2023年にPPA Tourと統合

賞金総額

約$3,000,000(2025年シーズン実績)


MLPの仕組み:チーム制リーグの全貌

ドラフト制度

MLPの最もユニークな特徴が「ドラフト制度」です。各チームのオーナーが、利用可能な選手プールからドラフトで選手を指名します。

ドラフトの流れ:

  1. 選手プールの決定: MLPに参加登録した選手がプールに入る
  2. ドラフト順の決定: 前シーズンの成績に基づき、下位チームから優先的に指名できる(ウェーバー方式)
  3. 指名ラウンド: 各チームが交互に選手を指名。男女各2名(計4名)をチームに加える
  4. チーム完成: ドラフトの結果、各チームのロスターが確定

このドラフト制度により、毎シーズンチーム構成が変わるため、「去年の優勝チームが今年は最下位」ということも起こり得ます。この予測不能さがMLPの大きな魅力です。

試合フォーマット

MLPの試合は、通常のピックルボール大会とは異なる独自のフォーマットで行われます。

種目

内容

男子ダブルス

チーム内の男子2名によるダブルス

女子ダブルス

チーム内の女子2名によるダブルス

ミックスダブルス(2試合)

男女1名ずつのペア × 2組

ドリームブレイカー

同点時の延長戦。全4名が参加するラリーポイント制

1つのチーム対戦で最大5試合が行われ、3試合先取で勝利となります。特に注目は「ドリームブレイカー」で、通常のピックルボールとは異なるルールで行われるスリリングな展開が見どころです。

ドリームブレイカーのルール

ドリームブレイカーは、MLPオリジナルのタイブレーク方式です。

  • チームの全4名がコートに立つ(男女混合)
  • シングルポイント・ラリー制(サーブ権に関係なくポイント獲得)
  • 21ポイント先取
  • 選手のローテーションあり

このフォーマットにより、個人の実力だけでなく「チームとしての総合力」が問われます。


MLPの歴史と成長

2021年:創設

スティーブ・クーン氏が12チームでMLPを創設。初年度の賞金総額は約$320,000。ピックルボールに「チームスポーツ」の概念を初めて本格導入しました。

2022年:急拡大

チーム数が12から16に拡大。LeBron James(レブロン・ジェームズ)、Tom Brady(トム・ブレイディ)、Kevin Durant(ケビン・デュラント)など、著名アスリートやセレブリティがチームオーナーとして参入し、大きな話題になりました。

主なチームオーナー

本業

LeBron James

NBAスター

Tom Brady

NFL レジェンド

Kevin Durant

NBAスター

Drew Brees

NFL レジェンド

Gary Vaynerchuk

起業家・投資家

Anheuser-Busch

ビール大手(バドワイザー)

2023年:PPA Tourとの統合

MLPとPPA Tour(Professional Pickleball Association Tour)が統合。これにより、MLPのチーム制イベントとPPAの個人戦イベントが一つの統括組織の下で運営されることになりました。この統合は、ピックルボール業界全体の発展にとって大きな転換点でした。

2024-2025年:国際化

チーム数が24に拡大し、アメリカ国外からの選手参加が増加。賞金総額も$3,000,000を超え、プロ選手にとって生計を立てられるレベルの賞金規模に成長しました。

2026年:現在のシーズン

2026年シーズンは、1月から12月にかけて複数のMLPイベントが開催予定です。シーズンの集大成として年末にプレーオフとチャンピオンシップが行われます。


2026年シーズンの概要

シーズン構成

2026年のMLPシーズンは、レギュラーシーズンとプレーオフの2部構成で進行します。

期間

イベント

概要

1月〜3月

レギュラーシーズン前半

各チーム複数回の対戦

4月〜6月

レギュラーシーズン後半

順位確定に向けた戦い

7月〜9月

ワイルドカード&プレーオフ

上位チームによるトーナメント

10月〜12月

チャンピオンシップ

年間王者決定戦

賞金体系

MLPの賞金は年々増加しています。2026年シーズンの正確な賞金額は公式発表を待つ必要がありますが、2025年実績を基にした目安は以下の通りです。

順位

賞金目安(チーム全体)

優勝

$500,000〜

準優勝

$250,000〜

ベスト4

$100,000〜

各イベント優勝

$100,000〜150,000


日本人選手の参戦状況:船水雄太

船水雄太選手のプロフィール

船水雄太(ふなみず ゆうた)選手は、元ソフトテニス日本代表で、ピックルボールに転向後、日本人として初めてアメリカのプロツアーに本格参戦した選手です。

項目

詳細

氏名

船水雄太(ふなみず ゆうた)

生年

1993年

出身

青森県

前歴

ソフトテニス日本代表

ピックルボール転向

2023年〜

DUPR

5.5以上(2026年時点)

主な活動拠点

アメリカ・日本

MLPでの活躍

船水選手はMLPのドラフトに参加し、チームの一員としてプレーしています。ソフトテニスで培った卓越したネットプレーとリフレックスは、ピックルボールでも大きな武器になっており、アメリカのプロ選手からも高く評価されています。

船水選手の活躍は、日本のピックルボール界にとって大きな刺激になっています。詳しい経歴や戦績は「船水雄太のピックルボール挑戦」をご覧ください。

日本人選手の今後

船水選手に続く日本人プロ選手の登場も期待されています。JPA公式ランキングやDUPRレーティングで上位に入る日本人プレイヤーの中から、今後MLPやPPAツアーに挑戦する選手が出てくる可能性があります。DUPRの仕組みについては「DUPRとは?日本での活用ガイド」で詳しく解説しています。


MLPの視聴方法

アメリカでの放送・配信

MLPの試合はアメリカで複数のプラットフォームで視聴できます。

プラットフォーム

内容

備考

ESPN / ESPN+

主要イベントのライブ中継

有料サブスクリプション

YouTube(PPA Tour公式)

一部試合の無料配信

アーカイブも視聴可能

MLP公式サイト

ライブスコア、ハイライト

無料

X(旧Twitter)

リアルタイム速報

@majorleaguepb

日本からの視聴方法

日本からMLPを視聴するには、以下の方法があります。

1. YouTube(最も手軽)

PPA Tour公式YouTubeチャンネルでは、一部のMLP試合が無料で配信されています。ライブ配信だけでなく、試合のアーカイブやハイライト映像も視聴可能です。

2. ESPN+(有料)

ESPN+に加入すれば、MLPの全試合をライブで視聴できます。日本からもVPNなしでアクセス可能な場合がありますが、地域制限がかかることもあるため注意が必要です。

  • 月額約$10.99(2026年時点)
  • 年額約$109.99

3. SNSでのフォロー

リアルタイムの試合結果やハイライトは、MLP公式のSNSアカウントでチェックできます。

時差について

MLPのイベントはアメリカ各地で開催されるため、日本時間では深夜〜早朝の放送になることが多いです。

アメリカ時間帯

日本時間との時差

試合開始の目安(日本時間)

東部時間(ET)

-14時間

深夜1:00〜早朝5:00

中部時間(CT)

-15時間

深夜2:00〜早朝6:00

太平洋時間(PT)

-17時間

深夜4:00〜早朝8:00

ライブで見るのが難しい場合は、YouTubeのアーカイブで後日視聴するのが現実的です。


MLPの注目チーム(2025-2026年)

MLPには24チームが参加しています。各チームにはユニークなチーム名とオーナーがいます。以下は特に注目度の高いチームです。

チーム名

注目ポイント

Texas Ranchers

強力なロスターで常に上位争い

New York Hustlers

ニューヨーク拠点の人気チーム

Florida Smash

フロリダの実力派チーム

California Black Bears

西海岸を代表するチーム

ドラフト制度のため、毎シーズンチーム構成が変わります。シーズン開始前のドラフトイベント自体も大きな注目を集めるコンテンツになっています。


MLPとPPAの違い

MLPとPPAは2023年に統合されましたが、イベントの性質は異なります。

項目

MLP

PPA Tour

形式

チーム制

個人制

選手選定

ドラフト

エントリー制

種目

男子ダブルス・女子ダブルス・ミックスダブルス

シングルス・ダブルス・ミックスダブルス

ポイント

チーム順位に貢献

個人ランキングに反映

開催頻度

年数回のイベント

年間通じてツアーイベント

魅力

チームの一体感・ドラフトの興奮

個人の技術・ランキング争い

両方を楽しむことで、ピックルボール観戦がより深く楽しめます。


ピックルボール観戦の楽しみ方

MLPの試合を楽しむためのポイントをいくつか紹介します。

1. ドラフトから追いかける

シーズン前のドラフトイベントを見ることで、各チームの戦略や選手の組み合わせを理解できます。「このチームは攻撃型のペアを組んだ」「あのチームはバランス重視だ」といった分析ができるようになると、試合の見方がぐっと深まります。

2. DUPRレーティングを参考にする

選手の実力を測る指標としてDUPR(Dynamic Universal Pickleball Rating)が広く使われています。DUPRスコアを見れば、各選手のレベルが一目でわかります。

3. ドリームブレイカーに注目する

試合が2-2の同点になったとき行われるドリームブレイカーは、MLPで最もエキサイティングな瞬間です。通常のルールとは異なる特殊フォーマットで、予想外の展開が起こりやすく、手に汗握る場面が続きます。


よくある質問(FAQ)

Q. MLPの試合を日本語で見られますか?

A. 現時点では公式の日本語実況はありません。YouTube上で日本のピックルボール系チャンネルがハイライトを日本語で解説しているケースはあります。

Q. MLPに参加するにはどうすればいいですか?

A. MLPはプロリーグのため、一般のプレイヤーが直接参加することはできません。ただし、PPA Tourのオープン大会に出場して実績を積み、DUPRレーティングを上げることで、将来的にドラフト対象になる可能性はあります。

Q. MLPの試合チケットは買えますか?

A. はい。MLPのイベントは観客を入れて開催されます。チケットはMLP公式サイトやTicketmasterで購入可能です。アメリカ現地で観戦する場合の参考にしてください。

Q. ピックルボールのランキングはどこで確認できますか?

A. 世界のプロ選手のランキングはPPA Tour公式サイトで、日本国内のランキングはピクラのランキングページで確認できます。


まとめ

MLPは、ピックルボールを「チームスポーツ」として楽しめる世界最高峰のプロリーグです。

  • ドラフト制度により毎シーズン新鮮なチーム構成
  • ドリームブレイカーなど独自のフォーマットでスリリングな試合展開
  • LeBron JamesTom Bradyなどセレブオーナーの参入で注目度急上昇
  • 船水雄太選手の参戦で日本との接点も拡大
  • YouTubeで無料視聴可能。アーカイブで時差を気にせず楽しめる

ピックルボールを観る楽しみを知ることで、自分のプレーにも良い影響があります。世界トップレベルの試合を見て、テクニックや戦術を学んでみてください。

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この記事について

著者: ピクラ編集部 初版公開: 2026年3月1日 最終更新: 2026年3月1日 情報の正確性: 本記事の情報は2026年3月時点のものです。MLPのスケジュール・賞金額・チーム構成は変更される場合があります。最新情報はMLP公式サイトをご確認ください。

出典


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